パーキンソン病

パーキンソン病とは脳の異常のために、体の動きに障害があらわれる病気です。
現在、日本には約20万人の患者さんがいるといわれています。
齢者に多くみられる病気ですが、若い人でも発症することがあります。

【症状】
①安静時振戦
安静にしている時に、手や足に細かな震えが生じます。

② 筋固縮(きんこしゅく)
患者さんの腕や足を動かそうとすると、関節がカクカクするような抵抗が感じられます。

③ 姿勢反射障害
重心がぐらついたときに、姿勢を立て直すことができず、そのまま倒れてしまいます。

④動作緩慢
歩く速度が遅くなり、歩幅も狭くなります。
腕の振りも小さくなります。

鍼灸治療でのアプローチ

パーキンソン病の中で特に筋固縮と動作緩慢に対して鍼灸治療の有効性が高いです。
病気の進行により転ぶ事が多くなり、転ぶと大けがするので鍼灸で緊張した筋肉を和らげると同時に、身体のアンバランスによる痛みを鍼灸で改善できます。
すぐに効果がでるものではありませんが長期の治療により症状の軽減が見られます。