息苦しさ

息苦しさとは呼吸がしづらい、息が詰まる感じがするなどを総称して「息苦しい」と言います。
呼吸がしにくい、息が切れる、呼吸が苦しいなど、呼吸時の不快な感覚を指して「息苦しい」と表現します。
肺の病気のほか、心臓の病気や神経の病気、精神的な病気など、息苦しさの原因となる疾患は多岐にわたります。

【次のような症状が見られるときは要注意】
・ 息苦しくて動けない
・急速に呼吸が苦しくなっている
・安静にしていても息苦しさがある
・横になると息苦しいが座ると治る
・意識がはっきりしなくなる
・ 脈が速くなり冷や汗をかいている
・胸に激しい痛みを伴う
・喉の痛み、嘔吐、声がれ、チアノーゼ(唇や指先が青または紫色になる)などを伴う

鍼灸治療でのアプローチ
動悸の症状は自律神経を整えることで症状を緩和することができます。

① 郄門 げきもん
掌側の手首のしわ真ん中から上5寸、2本の腱の間にあります
邪を取り除くともいわれるこのツボは、落ち込みや不安感を解消させ、
自律神経の興奮を抑えることで息切れなどの症状を抑えることができます

② 神門 しんもん
手首の内側にあります。
手首を内側に曲げたときにできるシワの上にあり、手首の小指側に位置します。
精神を落ち着かせたり、緊張を解きほぐすなどの効果も期待できるツボです。

③心兪 しんゆ
心兪は背中の肩甲骨の間にあります
更年期のイライラや落ち込みなどの精神的症状など幅広い症状に効果が期待できます